・ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)
・ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004)
・ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)
・ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007)
・ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009)
・ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010)
・ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011)
・ハリー・ポッター シリーズ(2001–2011)
魔法界に放り込まれた少年が成長していく話。全8作。
こういった長い作品は完結してからまとめて一気に観たい派で、人生のタスクのひとつとしてずっとタイミングを探っていたかんじ。
先日『ホグワーツレガシー』が無料で、この作品はUEVRでVR化できるのでその予習も兼ねてついに鑑賞しましたよ。
あまりのハーマイオニーの可愛さに23年くらい前に『ハー子と不思議なスロット』を作ったぞ! から、アズカバンまでは観ていた様子。……もはや単位についてはツッコむまい。
物語として緻密で完璧な完成度かと言われるとそうでもなくて、映画だと説明がかなり省略されている箇所も多そう。
昔『ああこれは原作のダイジェストなんだな』と感じたことを思い出した。だから原作に触れる機会あったら読んでからにしようとか思ったかも。結局、原作未読だから作品をちゃんと見られてるかというと結構怪しいんだよな。
そこで現代のGPTやらのAIですよ。原作で補足されている設定や背景を確認しつつ観ると腑に落ちる場面も多くて、この時代ならではの鑑賞体験だったなと思う。
全体として見ると序盤2作の「世界観・学園・キャラの構築」がとんでもなく強かった印象。やっぱり『ハリー・ポッター』で思い出されるのはそこだもの。
魔法学校に入学して、寮があって、授業があって、ちょっとした冒険があってハーマイオニーがとんでもなく可愛くて……という『ホグワーツの魅力』の作り方がとても上手い。当時の自分含めてここで一気に掴まれる人が多いのも納得。ただ今改めて見るとお話自体の構造や解決の仕方はかなりシンプルで、良くも悪くも児童文学らしい作りだったかな。
中盤(特にアズカバン~不死鳥あたり)は、映画の圧縮のせいもあって設定が急に生えてきたり、話の繋がりが分かりにくくなったりで、映画単体として見るとわりと雑に感じる部分もあったかも。映像や雰囲気はいいんだけど、脚本面ではよくわからん場面がちょいちょいある。知らん女と突如恋に落ちるな!
ラスト2作の最終決戦周りはわりと好き。ちゃんとキャラクターも物語も成長していって畳みにいってる印象。
役者が成長していくからダッシュで走りきった上で、映像やらのクオリティは終始安定していたのはすごいことだし、成長と物語がリンクしていたのはとてもよかったな。
見切った上でシリーズファンですとか、グッズどうですとか、としまえん跡地の関連施設に行くかというと全然だし、ホグワーツレガシーの予習したぞ、くらいの後味。
全体としては、「物語の完成度で語られる作品」というより世界観と体験で語られる作品だなという印象。
ただこれは「大人になってから一気に映画で追った自分」がそう感じただけで、子どもの頃に原作と一緒に成長してきた人にとっては、まったく違う重みを持つ作品だろうな、というのもよく分かる。観て良かったな。
Harry Potter Trailer Compilation