キャラクター | |
上林葉子 夢入り。 幼い頃に教会へ置き去りにされ、和志と共に育つ。 普段は絵を描いたり、教会の手伝いをしている。 お茶を淹れるのが好き。蟲が嫌い。 「ああ、貧乏金無し……」 「そのまんまじゃないですか」 「言ってみただけだってば。それにあたしら暇があってお金無いし。貧乏暇無しですらないわ」 「……本格的に辛くなってきたんでやめて下さいってば」 |
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上林和志 葉子の義兄。 葉子の夢入りの仕事のマネージャーで、サポート役である『防人』の役割も担っている。 本業は牧師。 人助け気質が染み付いていて、人助けとなること以外の仕事は請け負わない。 ジークンドーのジムに通う人形フェチ。 「やってみますけど、期待はしないで下さいよ」 「嫌よ、もう全身全霊をかけて期待するわ」 「……善処します」 |
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末村初穂 ある事件から強いショックを受けて何に対しても反応しなくなってしまい入院していたが、「夢入り」の葉子に起こされる。 それ以降、自分は偽りの姿の人形だから、何をされても本当の自分は傷つかないようにと鎧をまとっている。 それによって笑えなくなったけれど、ある日を境に変わってしまう。 「私ね、今日は約束があって一緒に帰れないからごめんねって言いにきたの。だからごめんね。……あれっ? 今2回言った? あれ……?」 「……大丈夫だよ、初穂。わかったから。そっか、残念。また明日ね」 「あ、そう? うん、それじゃあね」 |
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加納ゆかり 初穂のクラスメイト。 陸上部に所属していたが、貧血症状が顕著になった為辞めている。 初穂とは体育の見学時に仲良くなり、それ以来クラス内でうまく物事を言えない初穂をサポートしている。 古文と料理が得意。 「ああ、何、朝の?」 「うん」 「いいよいいよ。結局あたしも見せてないし。別にお礼言われることでもないでしょ」 「そうかな……」 そうなのかと考えている初穂に、ゆかりが言う。 「あ、それおいしそうだね」 「え? あ、いいよ。どうぞ」 「ありがと。はい、これでチャラね」 |
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宏樹咲子 初穂のクラスメイト。 ゆかりと小学校以来の付き合い。 その流れで3人で行動しているものの、何を考えているのか分からない初穂が苦手。 通学路に和志と葉子の住んでいる教会があり、たまに見かける和志のことが気になっている。 想像力過多で暴走がち。 虫が嫌いで前島も嫌い。 「聞きたくないよ。思い出したくもない。でもどっちにしろ頭から離れないから。なんか話でもしてないと想像力が働いてしまって大変不便なのようぅ。ああ……、ああ〜っ、わたしの想像の世界がすごいことになってきた。ダメだって、うあー! イヤッ! 来ないでっ! 虫ッ! 虫ィ〜!!」 |
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前島 生物の教師。 初穂達のクラスの生物を受け持っている。 「ん? 変かい? そうかもな。だが末村、末村はとても理想的だよ。近頃は特にそうだ。そのベダリヤテントウのような唇の朱、ベニヘリテントウのような黒髪の光沢……。ああ……!」 |
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蟲 夢喰いの精神世界での姿。 |
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